記憶力を高める食べ物

ドラえもんの「暗記パン」は、21世紀初頭の現時点において、現実には存在しないようですが、記憶力を高める食べ物は、確かに存在します。効果がすぐに実感される訳ではありませんが、日ごろの学習効果を上げるためには、適量を摂取し続けることがオススメなのです。

テレビの情報番組や健康雑誌の効果からか、DHAが豊富なサバ、サンマ、イワシなどの青魚は、記憶力を高める食べ物として、すっかり定着した観があります。
DHAは、同じく青魚の魚油に多く含まれるEPAと並んで、血液サラサラ成分としても有名で、脳の発達のためにも、重要な成分です。

脳は、ブドウ糖をだだ一つのエネルギー源としています。
そのため、ブドウ糖の供給源たる炭水化物が不足してはならないのです。
炭水化物が効率よく摂れる、ご飯、パン、麺類などの穀類は、記憶力を高める食べ物の基本です。
最近では、糖質制限ダイエットなどと称して、炭水化物の摂取を極端に抑える「健康法」が流行の兆しを見せているようですが、脳の性質を考えれば、危険行為に他なりません。脳以外にも、腎臓や肝臓への負担が大になるなどの指摘もあるようですし、食事はやはりバランス良くが、無難なようです

脳内では、アセチルコリンという成分が、脳内伝達物質として働いています。
レシチンは、アセチルコリンの材料となります。
大豆、卵の卵黄、ピーナッツ、穀類などは、比較的レシチンが豊富なので、記憶力を高める食べ物に挙げられます。
また、レシチンとは違いますが、玉子やレバー、お肉などに含まれるアラキドン酸も注目の成分です。
アラキドン酸は、オメガ6脂肪酸の一種ですが、DHAといったオメガ3脂肪酸とともに、脳の働きにとって重要な成分とされています。

結論として、記憶力を高める食べ物は、和食中心にすると効率よく摂れると言えます。
ご飯、お味噌汁を基本に、サバの味噌煮、卵焼きなどのおかずの食生活で、記憶力が自然に養われることでしょう。

ところでこういった栄養素を「食事だけで摂るのはたいへん」ということもあると思います。
食事だけで摂りきれない分をサプリメントで補うという選択も有効ですが、そんな時にもちょっと注意が必要です。
具体的に言えば、やはり安心、安全であるということ。
つまり、安心できる原材料の選択、信頼できる品質管理、変質を防ぐ酸化対策などがしっかりなされた製品を選ぶべきです。
こういったことをあらゆるサプリについて全部調べることは容易ではありませんが、やはり安心できるのは、食料品ブランドとして伝統のある大手ブランドです。
たとえば、健康食品では日本一の売上げで信頼を築いているサントリーには、「オメガ３」系の脂肪酸を中心とした「DHA&EPA＋セサミンEX」と、「オメガ３」と「オメガ６」をダブルで摂れる「オメガエイド」があります。
「お肉や卵が好きなのでオメガ６系は足りている」という人は「DHA&EPA＋セサミンEX」を、「どちらも補いたい」という人は「オメガエイド」を試してみてはいかがでしょう。

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いずれもサプリメントですから、「頭がよくなる」といった効能表記はしていませんが、継続的な摂取によって、DHAといったオメガ3脂肪酸やアラキドン酸といったオメガ6脂肪酸を手軽に補えるという健康補助食品になります。